0.目的・前提条件
この記事は、Windows10 ホスト上でLinux仮想マシンをそこそこ速く動かすためにデフォルト設定から変えるべき部分のメモです。
以下の環境で動作させています。GPUは付いていますがラップトップ環境の場合も考え、付いていない前提で書いていきます。
- ソフトウェア
- Windows10Pro 64bit (Ver2004)
- VirtualBox6.110(更新しなきゃ…)
- ハードウェア
- CPU: Intel Corei5-8400
- RAM: DDR4-2666 16GB
- SSD: Intel760p 512GB
1.ホストマシンのUEFI設定(おじさんおばさんはBIOS設定と言ってしまう)
CPUがAMDならAMD-V, IntelならVT-xを有効にしてください。設定方法は環境によってかなり違うので説明は省きます。
2. VM設定
システム-マザーボードタブ
- メインメモリー: 8192MB(上限は搭載メモリの3/4程度を目安に)
- チップセット: PIIX3(デフォルト)
- ポインティングデバイス: PS/2マウス(デフォルトでUSBタブレットになっている場合があります。なってたらキレていいよ)
- I/O APICを有効化: 有効
- EFIを有効化: 無効
- ハードウェアクロック: 好きにして
システム-プロセッサー
- プロセッサー数: 4(上限はスレッド数の2/3を目安に)
- 使用率制限: 100%(デフォルト)
- PAE/NXを有効化: 無効(デフォルト)
システム-アクセラレーション
- 準仮想化インターフェース: KVMまたはデフォルト
- ネステッドページングを有効化: 有効
- VT-x/AMD-Vを有効化: 有効
ディスプレイ-スクリーン
- ビデオメモリー: 64MB~128MB
- グラフィックスコントローラー: VMSVGA(デフォルト)
- 3Dアクセラレーションを有効化: 無効
3.これでも早くならなかったら
よくあるゲストOSが遅い原因として、アップデートプロセスが動いてる場合があります。
特にOSインストールしてすぐの状態では間違いなくアップデートが入るので、”Software Updater”を確認してみてください。
アップデート終わっても遅いままだったら、ホストマシンのスペックを上げてみましょう(それでいいのか)
6/8コアある最近のCPUとメモリ16GB、NVMeSSDがあれば十分だと思います。