普通自動二輪(小型限定)を一発試験で取るまで 3/3

前回前々回の続きです.今回は府中運転免許試験場,小型二輪コースでの実際の走り方を解説します.下のコース図に書いてある番号ごとに注意するポイントを書いていきます.

コース解説

府中 小型二輪コース 画像出典:警視庁配布資料
  1. 出発地点です.バイクに触る前に周囲の確認.そして跨る前にスタンドを上げ,跨った後はミラーを直してからエンジンをかけましょう.
  2. 発着点から周回路に入る交差点です.ここには止まれの標識があるので真上から見て車体がすべて線の手前に来るように止まりましょう.また右折のためなるべく中央線に寄せます.他のバイクが来ていなければ,左右,右後ろを確認して右折します.
  3. 横断歩道があります.横断歩道の左右をしっかり確認しつつ,警戒しているアピールとしてゆっくり目に通過しましょう.周回路に入ったからと言って急加速してはいけません.
  4. 丁字路です.こちら側が優先道路ですが,加速は控え,左側道路をよく確認します.
  5. 指定速度(小型は30km/h)区間です.メーター読みで40km/h以上必ず出してください.かなりメーターの方が実際よりも早く速度が表示されるので45km/hくらいまで出してもOKです.60km/h以下なら怒られることはないと思います.
  6. 指定速度区間からカーブに変わります.カーブに進入する前にしっかりと減速します.2速まで落としてください.ここ以外でも直線部でしっかりっ減速,曲線部は惰性/少しアクセルくらいで走りましょう.
  7. 丁字路とその先に障害物があります.交差点に差し掛かる少し手前から右ウインカーを出して障害物に備えつつ,交差点では左側道路をしっかり確認しましょう.
  8. 障害物です. 障害物回避のために右ミラー,右後方,障害物が終わったら左ミラー,左後方と確認が連続しますのでスムーズかつ大袈裟に行いましょう. 障害物の横を通過する際には,1m程度距離をおいて通過するようにしましょう.ギリギリを攻めてはいけません.
  9. 丁字路を左折します.障害物から戻る際の左ウインカーをこの交差点までつけっぱなしにします.横断歩道手前で左ミラー左後方確認をして左端ギリギリまで寄せます.交差点内では徐行です.この先にまた左折があるので1速まで落としてかなりゆっくり左折します.
  10. 一本橋に入るために左折します.左折というよりも大きく左に回り込むような動きをしなければいけません.バイクに慣れていない場合(自分の事です)低速での小回りは非常に難しいのでリアブレーキをしっかり踏んで持ちこたえましょう.一本橋の手前に停止線がありますのでそこで停止させます.この時絶対に一本橋に対して車体をまっすぐにするように止めましょう.車体が一本橋に対して曲がっていると一本橋がとても難しくなります.
  11. 一本橋です.後輪が一本橋に乗るまで勢いよく加速します.しっかり乗り上げたらリアブレーキを踏みつつゴール地点の先の遠くの方を見ます.前輪や足元を見ると必ずふらついて落ちます.あとは耐える!ひたすら耐える!といっても小型は5秒以上かけて渡ればいいので,落ちなければ減点はほぼされないと思います.
  12. 一本橋から無事降りられたら一旦停止します.なお,一本橋前後の停止,発進の際には右ウインカーはいらないようです.(受かった人たちを見ている限りほとんど出していませんでした.)再度発進して小道を抜け中央の道路に出るのですが,小道に入る前から右ウインカー出しっぱなしにします.
  13. 中央の道路にでたら,右ウインカーをそのまま左ウインカーに変え,左後方確認をして左に寄せます.踏切に向かって左折します.
  14. 踏切です.遮断機はありません.一時停止して左右確認をし,音が鳴っていないことを確認したら1速のまま渡ります.ここの踏切の発進する場所は上り坂になっているので,後ろに下がらないようにアクセル開けぎみで発信します.発進したらすぐ左ウインカーを出します.
  15. 左折です.踏切から距離がほとんどありませんが,しっかりと左後方確認→左に寄せるを徹底しましょう.ここでは他の試験車が左側からやって来ることが多いので,焦らず待ちましょう.
  16. (番号飛んでます…)
  17. (番号飛んでます…)
  18. 信号のある交差点です.遠くから見て青だった場合はゆっくり走って赤になるのを待ちましょう.とにかくリスク回避をすることが大切です.交差点に入ったところで左ウインカーを出します.
  19. クランクに向けて左折します.左ミラー,左後方確認,左寄せ,巻き込み確認を忘れずに行います.クランク内では1速+リアブレーキで車体を安定させたまま通過します.曲がる際はパイロンを見ずにカーブの出口を見ます.パイロンを見ると確実にぶつかります.クランクの右折部分を終えたら右ウインカーを出します.
  20. 下り坂です.ここでは派手に1 速でエンジンブレーキを聞かせて効かせて坂を下ります.エンジンブレーキ不使用は減点対象です.また坂の頂上付近から右ウインカー→右寄せを行い,次の右折に備えます.
  21. 一時停止です.右折するので右に寄せて一時停止します.
  22. S字です.S字進入前から左ウインカーを出していると思いますが,S字終了後すぐに左折があるためS字の間はずっと左ウインカーを出したままにします.S字走行ではクランクと同じくゆっくりとリアブレーキを使いながら通過しましょう.とにかくパイロンを見ずに走るラインに目線を向けましょう.
  23. S字出口です.ここは左側すぐに壁があるため一時停止してもよいと思います.(私は一時停止しました)次の交差点でも左折するためなるべく小回りで左折していきます.
  24. ここは見通しの悪い交差点になります.交差点直前で一時停止しそこからゆっくりと安全確認をしながら進みます.多段階の一時停止を行うのが理想的です.
  25. 次の右折に備えてこのあたりから右ウインカーを出します.その後は右ミラー→右後方→車線変更/右寄せです.
  26. 一時停止です.中央線に近いところで停止させます.ここでも他の試験車と出会いやすいので必ず譲ります.
  27. 急制動にむけて40km/hまで加速します.指定速度は30km/hですが先ほども書いたメーター誤差もあるため40km/h必ず出します.初めて見ると制動区間は短く見えますが,バイクのブレーキ性能を考えるとかなり余裕があります.また,急制動では車輪ロックを絶対に避けなければいけないので後輪ブレーキは触れる程度に,前輪ブレーキで止まりましょう.前輪ブレーキですが握力テストのように握らない限りロックはしないのでかなり強く握って平気です.繰り返しになりますが制動区間はかなり長めにとってあるので怖がらずにしっかり加速→前輪メインでしっかりブレーキ握ることを意識します.またクラッチは握らずにエンストさせて大丈夫なので,エンストさせましょう.
  28. 急制動からの発進です.まずニュートラルに戻しスタータを押してエンジンをかけます.その後右ウインカー→右ミラー→右後方確認をして発進します.この先のY字の分岐を右に行くので右ウインカーは出しっぱなしにします.
  29. 坂道発進です.このとき停車/発進時のウインカー操作はいりません.リアブレーキをしっかり踏んでアクセル開け気味で発進すれば下がることはないと思います.ここで手間取りすぎると減点になるので,アクセル全開にしてでもすぐに発進しましょう.
  30. 発着点に戻ってきました.坂道発進を終えて戻ってきている時点で合格間違いなしなのですが浮かれないようにします.エンジンを切らずに降りたり,跨ったままサイドスタンドを出したりすると減点されます.気を付けましょう.

まとめ

府中二輪コースの航空写真

受かるために必要なのは

  • 安全確認
  • 課題走行(一本橋クランクなど)で失敗しない

この二点です.このうち安全確認はイメージトレーニングで対策ができます.課題走行は乗って慣れるしかないので,こちらで失格になるのは仕方ありませんがとにかく受験前には安全確認では一切減点されないように頭の中でコース走行を繰り返しましょう.

おすすめ方法は航空写真(↑)を指でなぞりながら行う動作をすべて口に出す練習です.ミラー確認/後方確認/シフト操作/ブレーキ/加速すべてです.さらに言えばスタンドはらうところから練習しておくと本番緊張していてもミスしないと思います.しっかりと対策して受けに行けばそこまで難しい試験ではありません.